映画『100,000年後の安全』INTO ETERNITY【評価】D ミカエル・マドセン

(2009) 79min 230114

その利便性から使わないという選択肢を選ぶという事はほぼ出来なくなっている放射能。使用時に出る放射性廃棄物、その処理法と場所についての議論。
フィンランドのオンカロという放射性廃棄物最終処理場が舞台となっている。

現在使用している様々な言語でこの処分場の危険性を書く方法、または昔の壁画のようにモノグラムで描く方法、はたまた一切そのような記述をせずに忘れさせた方が良いという意見。
歴史が次の世代へと伝えられていくよりも、忘れ去られる事を想定して歴史の断絶を考えているのは興味深かった。

ただ、全体的に原発反対のプロパガンダ利用には最適の映画になっているのが気になった。
放射性廃棄物の危険性について怖さを煽り、インタビューで処理場の当事者達に少し無理な問いかけをしていく。暗いトーン、説明的口調ナレーション、寂しい音楽。いかにも処理場が悪者だと決めつけてそちらに観客を導いているように感じた。

東日本大震災以前に作られているので便乗作品では無いのだが、アップリンクがここぞというタイミング(なぜか原発が争点となっている都知事選)で期間限定無料公開に踏み切ったのはちょっとあざといなぁ。

映画『100,000年後の安全』本編をYOUTUBE無料配信 – 2014年1月22日(水)正午12時~2月10日(月)正午12時

【監督インタビュー】

「福島原発は地上のオンカロになるだろう」マドセン監督インタビュー|「日本の原発への対処が世界中に大きなインスピレーションを与えるでしょう」と提言 – 骰子の眼 – webDICE

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