映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』【評価】A 緒方恵美
映画『ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破 EVANGELION:2.22 YOU CAN (NOT) ADVANCE.』(2009) 108min 【評価】A 231112
TV版とは大幅に変わるストーリー。新キャラの登場。童謡挿入歌。
賛否両論起こるのは当然だと思う。
東浩紀氏のこの言葉が自分の中ではしっくりした(新作Qに関連してだが)。
ぼくはぶっちゃけ旧エヴァ原理主義者だ。したがって序も破もそれほどわくわくしたわけではない。エヴァが「良質なエンタメ」になってどうする、このぽかぽかする綾波はなんだ、とか思ったこともあった。しかし、Qを見たあとのこの空虚さはまた違う。なんかもう、すべてどーでもいいやというか。。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) November 23, 2012
例によって考察が盛んなようだけど、旧エヴァも新エヴァも作品世界の考察は意味がない。裏設定とかたぶんないから。ただ、旧エヴァには、物語まとめようとしてもうどうしようもなくなったスタッフの狂気を感じたが、新エヴァにはセルフパロディしか感じなかった。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) November 23, 2012
個人的には、1995年で始まったひとつの時代が、この作品でついに終わったという印象(最終回がもうひとつあるのは承知しているけど)。そしてそれはぼくの場合、24歳から41歳、いわゆる「青年期」にかなり重なっていた。ありがとうエヴァンゲリオン、ご苦労さま庵野さん、といった感じかな。。
— 東浩紀 Hiroki Azuma (@hazuma) November 23, 2012
綾波レイの「ぽかぽかする」発言は、確かに驚いたなぁ。
あと、DVDの特典映像に入っている切られたシーンも良いのがあるなと感じた。もったいないけど、そういう意向ならしょうがないか…
とにかくアニメの質、世界観、挑戦的内容が素晴らしい映画であることは間違いない。