2018年現在、正体は謎に包まれたままのナカモトサトシ。
ビットコイン創設者として彼が主に活動していた2年間にインターネット上に残した言葉から、彼の思考を探るというモノ。
そもそも彼じゃなくて、彼女だったりしてね。
本書の中で気になった所を引用する。
計画では、IPアドレスとビットコインアドレスの両方使えると、両者のメリットを生かせるので、そのオプションを実装する予定です。当面は取引ごとに異なるアドレスを使いますが、受取人は使い捨てのアドレスに所定のビットコインアドレスで署名し、その使い捨てアドレスが目的の受取人のものであることを証明します
コインアドレスだけじゃなくて、IPアドレスに送るという実装計画もあった。
訪問者一人当たり、5ビットコインで、早い者勝ちです
この蛇口(フォーセット)で貰えた額、今のビットコインの価格で考えると気絶しそうになるよね。
誰でも見ることができる平文のメッセージを永久に残すのは賢いとは言えません。事故がありえます
これは正にコインチェック事件で流出したNEMの犯人と利用者の平文メッセージを予測していたかのような文章である。個人情報を書かれたら一生消せないので怖いという理屈も非常に理解できる。
その多彩な文章からは、ビットコインがこれほど速く普及することをサトシが予期していなかったことが見てとれる
まとめに著者はこう書いていた。ビットコインの名がこれだけ普及するかどうか私は予想していたような気がするけどなー。だから最初から正体を隠し続けていたんだと思う。
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