(2015) 101min 200321
戦時中の映画作品は数多あるが、戦後の処理について描いた作品はなかなか珍しい。
これを見るまではナチスドイツの戦争捕虜が少年兵でこんなに居るとは知らなかった。
デンマークはナチスドイツに5年間占領され地雷が一番埋められた国との事。
埋めた世代では無く、まだ若い少年兵が地雷除去に動員されていたという事実。
所々に衝撃的シーンを散りばめ、指揮する軍曹と少年兵の間の心の揺れ動きが非常に機微に描かれていた。
信管を抜いた後の地雷の扱いが雑すぎるのは観ているこっち側もわかるのに本人たちが気にしなさ過ぎるのがちょっとアレで大爆発の伏線が判りやす過ぎたかな。
ただ、ラストのオチはそれまでの経緯を踏まえた納得のいく素晴らしいものだった。