本『深夜特急〈1〉香港・マカオ』沢木 耕太郎著 新潮文庫

深夜特急(1)香港・マカオ』沢木 耕太郎著 新潮文庫

バックパッカーのバイブル本的な存在である「深夜特急」。
これに影響され旅に出たという人を何人も見かけた。
そんな影響力のある本を読まないわけには行かないなーという事で読み始めた。

シリーズ一巻目を読み終えた感想はやはり「出てきた場所」に行ってみたくなった。
言葉、文字で伝えられるその土地の雰囲気・臨場感。
これは自分が旅行しているのではないかと錯覚させられるくらいの表現力。

一巻目の舞台は、冒頭の「デリー」から回顧して最初の到着地「香港」そして「マカオ」
と移ろいゆく。
どれもツアーで行く“キレイな観光地”では無く、予定を立てずに自然に逆らわず進んで
行き、土地の住民との交流、生活感満載で描かれている。

その中でも特に気に入ったのが「マカオ」編のギャンブルに嵌る一人の男の心情だった。
ギャンブルを止めないとという気持ちともっと儲けたいという気持ちの狭間で揺れ動く様子
が手に取るように読める。

実際に著者の沢木さんが行ったのは今から40年程前だが、その道程を巡りたいという
バックパッカーの気持ちと本当に同じ気持ちになった。

深夜特急〈1〉香港・マカオ (新潮文庫)

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